【11月ワーク】
挙式スタイルと演出
今月は、コレスポンデンス分析と同時進行で日本の挙式スタイルの変化と種類、それに伴う演出の違いについて調査していく
日本では、主に4つのスタイルが挙げられる
4つをそれぞれ調べてみると、1960年代まではほとんどが神前式であったが、人気のアイドルや芸能人が教会式を取り入れ始めたのがきっかけに、
80年頃のダイアナ妃のロイヤルウェディングもあり教会式の人気が急上昇したのが日本の挙式スタイルの転換期だと思われる。
そして、現在ではキリスト教式が圧倒的人気ではあるものの、多様性が尊重される時代もあいまってか、人前式というスタイルの増加と、
キリスト教式が定番な現代では、“逆に新鮮な”神前式が再ブームしている。
「初詣や七五三には神社、結婚式は教会。葬式はお寺」と言われるように日本人の多くが、「無宗教」
もしくは「他宗教に寛容・無関心」であることが、挙式スタイルの多様性にもつながっていると思われる。
キリスト教式は、本来キリスト教徒以外はできないという決まりがあるが、
日本の場合事前講習を受けることを特例として、キリスト教式で挙式することができている。
また、指輪交換も本来キリスト教式のスタイルであるが、神前式や仏前式でも行われることが多い。
このことからもわかるように、日本は多くの面で自由度が高いことがわかる。
また、挙式スタイルによる結婚式の演出(披露宴を除く)の違いにおいては、宗教色が強い。
指輪交換と念珠授与や、フラワーシャワーと折り鶴シャワー、三三九度など、文化の交流が見られるのも日本独自である。
一方で、キリスト教式で結婚式を行なったカップルは、披露宴のお色直しにて色打ち掛けなどの和装を、
逆に神前式や仏前式で結婚式を行なったカップルは、お色直しにドレスを着用することが多い。
人前式は、費用がリーズナブルであり、自由度が高い一方で、宗教色がない為、結婚式の厳かな雰囲気がないという声もある。